クリニック新規オープン（ 平山陽示先生）S59年卒2024.02.13

―大学病院の横で内科クリニックをオープンー

　昭和59年（1984年）卒の平山陽示です。入局時は第二内科でしたが、その後ナンバー内科が消え、循環器内科に所属していました。2005年には循環器内科を離れて総合診療科の立ち上げに参加しました。その後、総合診療科の科長/臨床教授を務め、今年（2023年）の3月末に大学を定年退職しました。

今年の11月1日より、大学病院横、ヒルトン東京の地下（ヒルトピア）で内科クリニックを始めましたので簡単に報告させていただきます。

　名前は「西新宿サテライトクリニック」といいます。以前、東京医科大学病院の院長も経験された前皮膚科主任教授の坪井良治先生が新設されたクリニックです。このたび新規に内科を拡張し、私が担当することになりました。患者を大学病院から地域に戻そうとするとき、地元には循環器専門の医師がいないからという理由で断られることもよくあるかと思います。大学病院の横にあるクリニックで、これらの患者を引き受けることもある程度は視野に入れて考えています。そして何よりもクリニックを受診された患者を、必要に応じて東京医科大学病院に紹介することや、その後も連携を取ることが、このクリニックの大きな特徴となります。さらに2024年の春からは糖尿病内科の医師や漢方医学センターの医師も参加してくれる予定となっています。

　クリニック内でできる検査は心電図、Holter心電図、胸部Ｘ線、ＰＷＶ/ＡＢＩ、エコー検査（心エコーを含む）、尿検査、HbA1CとCRPの迅速などです。その他の血液検査はSRLに外注です。

　CT、MRI検査については東京医科大学の先輩が運営しているSeeds Clinicという画像検査専門のクリニックと連携しています。このクリニックは新宿伊勢丹の真向かいに位置しており、画像はクラウドで当クリニックに配信されます。もちろん放射線科医の読影付きです。

　内科のクリニックとしては消化器内科が無いことを気にされた方も多いかもしれません。このビルの1階には、やはり東京医科大学・消化器内科卒の後輩が院長をしている“西新宿きさらぎクリニック”が存在します。上部内視鏡と下部内視鏡を行っているため、内視鏡検査が必要と思われる患者はすぐに紹介できる状況となっています。

　循環器疾患ではないかもしれないので、大学病院の循環器内科に紹介するのには少し気が引ける、症状の原因疾患が判らないので総合診療科に紹介したい、東京に転居する慢性疾患患者を紹介したい、平山をよく知っているから等、何でも構いませんので当クリニックをご利用してください。