新しい年に向けて

新しい2026年を迎えて、循環器内科同門会の先生方も心機一転の上でご活躍されていることと存じ上げます。季節柄、病院における循環器救急医療でお忙しかった先生方は本当にご苦労様でした。一方、この年末年始は暦上では久しぶりの長期休暇となり、十分な休息を取られた先生方もいらっしゃると思います。
私も久しぶりに長野で年末年始を迎えました。年明けの交通渋滞が始まる前に、朝明けの関越自動車道を東京に向かっていると、右手には美しい富士山を見ることが出来ました。この穏やかな風景を眺めていると、昨年のような激しい年よりも穏やかな年となって欲しいと思わずにはいられません。新年の一般参賀において、天皇陛下も穏やかな年をお祈りされているとのことでしたが、多くの日本人の気持ちを表されていると思います。

ところが、昨年世界中を騒がせたトランプ大統領は年明け早々にベネズエラに軍事侵攻を行い、再び世界中を驚かせています。日本でも高市首相が彼に取り入って、明るくハキハキとした物言いによって国内の高い支持率を得ています。しかしながら、その行動内容は暴虎馮河であり慎重に見極める必要があります。特に、日本の医療経済は現場の自由裁量よりも政府の政策によって大半が決定されますので、政治からも目を離すことができません。
末筆となりましたが、新春とはいえ寒さの続く毎日ですので、先生方もご健康に配慮されてご活躍されますようにお祈り申し上げます。
東京医科大学循環器内科同門会会長
東京医科大学名誉教授
近森大志郎
