東京医科大学 循環器内科学分野

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会長挨拶

暑中お見舞い

 今年は梅雨の中休みの頃から暑さが厳しくなって来ましたが、いよいよ酷暑も本番となりました。先生方におかれましても、この暑さの中でご活躍されていることと存じ上げます。
 なお、近年になって地球温暖化の影響もあり、日本の夏の暑さばかりでなく梅雨時期の雨の降り方が激しくなってきたように思われます。今年も九州北部・中国四国地方での豪雨災害のニュースに接して、被害からの回復を願うばかりです。さらに、遅々として復興の進まない能登半島地震の被災地の方々にとって、一日も早い回復がなされますように、この場を借りてお祈り申し上げます。
 この半年を振り返ってみますと、同門会としては5月18日に5年ぶりの総会・懇親会を開催することができた事が特筆されると思います。なお、会の詳細につきましては小林医局長より、本HPの新着情報にご報告させて頂いておりますので、是非ご一読下さい。そして、新型コロナ感染症で閉ざされていた会を再び活況の中で開くことができました事も、一重に皆様方のご協力のお陰であり、心より感謝申し上げます。
 さて、この暑い夏を迎える中で、多くの先生方は夏休みを取られて気分転換を図られるのではないでしょうか? 新型コロナ前であれば、海外旅行を楽しむ先生方が多かったと思います。ところが、コロナ明けとなった所で歴史的円安が進み、日本から欧米への観光客が減っているようです。このため、国内で場所を変えて、ゆっくり読書する方もおられるでしょう。読書の世界はジャンルが広大で、且つ、深さも様々です。そのような中にあっても、これからの日本人の日常生活に直結する円安について深く解説した、唐鎌大輔氏の二冊の本『「強い円」はどこへ行ったのか』と『弱い円の正体 仮面の黒字国・日本』については私からのお薦めです。
 特に、今後の日本政府のインフレ政策の中にあっても、医師・教員の給与は頭打ちとなることが推定されますので、若い先生方も時間があれば経済の勉強をすることも大切であろうかと考えます。
 末筆となりましたが、この暑い夏を先生方がご自愛されつつ、お元気で過ごされますようにお祈り申し上げます。

東京医科大学循環器内科同門会会長
東京医科大学名誉教授
近森大志郎

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